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2024.06.29
6/29(土)、高校3年生、看護・医療コースの「看護探究」の授業が実施されました。
「看護」と聞けば、ついつい看護師を想像してしまいがちですが、本校の看護・医療コースの生徒には看護師に限らず、福祉、理学療法、養護教諭、保健師など様々な分野へ飛び込もうとする生徒も少なくありません。「看護探究」の授業では、表面的な医療の知識や技能などのテクニカルな部分にとどまらず、「医療人」としての本質的な理念、そして必要な感性を主体的に学びます。
今回は6月23日「沖縄 慰霊の日」を題材に授業が展開されました。先日TV放送されたばかりの映像を見ながら、太平洋戦争で犠牲になった尊い命、特に「女性」や「子ども」にフォーカスを当て、表面には出てこない不条理な現実を目の当たりにしました。
映像の中にあった同世代の青年の詩を聴いた時には、思わず目元をぬぐう生徒も。担当教員の思いのこもった劇場型授業に生徒たちは自然と顔を上げ、話を聞き入っていました。
授業終盤、この授業で感じたことや考えをワークシートへ表現します。さすがは看護・医療コースの生徒たち。迷うことなくペンを走らせ、その間、教室は静寂に包まれていました。
取材をしてみて感じたことは、看護・医療コースに在籍する生徒たちの意識の高さ。担当教員の大きなテーマの一つとして掲げている「共生社会」を理解し、医療人をめざす者としての必要な感性や知見を、少しづつ、確実にこの場で深めることができているということ。
授業の最後には、1学期の締めくくりとして、ポスターセッションについて説明がありました。テーマに沿ってポスターを主体的に製作することで、テーブルに乗った知識を自らの引き出しに落とし込んでいきます。
提出は夏休み明け。ポスターの仕上がりが楽しみです。この授業の今後を、是非追跡したいと思います。
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